公式戦7連勝と負けなしスタート
2025-2026シーズンのレアル・マドリードは、ここまで公式戦7連勝と圧倒的なスタートを切った。リーガ、CL、国内カップを含め、攻守のバランスが整った戦いぶりを見せ、無敗記録を積み重ねている。新監督シャビ・アロンソの戦術浸透も早く、選手たちがピッチ上で自信を持ってプレーしているのが印象的だ。
躍動する新戦力
今季加入した新戦力は、すでに大きな存在感を放っている。
- ハイセンは後方からのビルドアップで正確な前線への配球を見せ、攻撃のスイッチ役として機能。中盤や前線にテンポを与える重要な役割を担っている。
- カレーラスはリスクを最小限に抑えつつ、縦の関係を整理しながらラインを安定させており、守備面での貢献が光る。
若手ながらも即戦力として戦術に組み込まれており、チーム全体の厚みを増している。
既存戦力のアジャスト
昨季からの既存メンバーも、新監督の戦術にアジャストしてきた。特に攻撃陣では、レバンテ戦で見せたムバッペとベリンガムのスムーズなパス交換が象徴的。お互いの動きを理解し合いながらワンタッチでテンポを作り、相手守備陣を崩す場面が増えている。既存戦力と新戦力の融合が、チームの攻撃力をさらに高めている。
ケガからの復帰組のフィット
ケガからの復帰選手も少しずつピッチに戻ってきている。コンディションはまだ100%ではないが、限られた出場時間の中でも試合勘を取り戻しつつある。彼らが本格的にフィットすれば、ポジション争いはさらに激化し、ローテーションの幅も広がるだろう。
ベリンガム&カマビンガの復帰とスタメン問題
中盤に絶大な影響を与えるベリンガムとカマビンガが戻ることで、アロンソ監督は嬉しい悩みを抱えることになった。どちらもスタメンで起用するのか、それとも状況に応じてターンオーバーを組むのか。中盤の構成をどう組むかによって試合の流れが大きく変わり、今後の戦術オプションに大きな幅をもたらす。
Sorare的視点での「嬉しい悩み」
現実のチームとしては戦力が充実しているのはポジティブだが、Sorare的には複雑な面もある。
レアルには高評価を期待できる選手が多すぎるため、試合に出られる人数が限られてしまい、必ずしも所有しているカードがスタメンで活躍できるとは限らない。結果として、レアル選手だけでの構成では安定した高得点を狙いにくい。ファンとしては「嬉しい悩み」と同時に、少しもどかしい気持ちになるのだ。
不安要素:ディフェンスラインの裏
ここまで負けなしの好調を維持している一方で、課題もある。
ディフェンスラインを高めに設定する戦術のため、背後のスペースを突かれるシーンが散見されるのだ。ハイセンやリュディガーらがカバーに走る場面も多いが、相手の快速FWに対しては脆さを見せることもある。大舞台ではこの弱点を突かれる可能性があり、改善は今後の重要テーマだ。
今後の展望
序盤から快進撃を続けるマドリーだが、長いシーズンを戦い抜くためには、
- 戦術の成熟
- ローテーションの最適化
- ディフェンスラインの裏のケア
が鍵となる。
新戦力と復帰組、そして既存の主力が融合することで、このチームはさらに完成度を増し、再び欧州の頂点を狙えるシーズンとなりそうだ。
コメント